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医薬品による便の着色

ハートフルレター

薬の服用によって尿や便に色がつくことがありますが、これは一時的なもので、薬の服用を止めると正常に戻ります。

鉄剤の服用で便が黒くなるのはなぜ?


鉄剤を服用すると便が黒くなる場合があります。
これは、吸収されなかった鉄分が排泄される過程で酸化、または食物の成分と結合することによって黒くなるものです。
鉄はFe2+の状態が、吸収効率が良いとされています。
そのため、Fe2+の状態を保つために、ビタミンCと併用されることがあります。

便が変色する可能性のある医薬品の例

鉄剤以外にも、便の変色が報告されている医薬品があります。
比較的多く使用されている代表的な例を下表にまとめました。

便の色の変化 成分名など
便の中に白色物が混じる バルプロ酸ナトリウムの徐放性製剤(賦形剤)
メサラジン(賦形剤)
赤色 セフジニル(粉ミルクなどと併用)
緑色 銅クロロフィリン配合剤


詳しくは薬剤師に確認してください。

【ハイブリッジ㈱ 電子薬歴システム「Hi-story」より転載】


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