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身体の中のブレーキとアクセル

ハートフルレター

心臓の動きや発汗など、自らの意志によりコントロールできない動きは、不随意である「自律神経系」により制御されています。

自律神経系は、交感神経と副交感神経の2つの神経系からなり、消化、呼吸、発汗、血圧調整などの不随意な機能を制御し、私たちの身体をほぼ一定の状態に保っています。

交感神経と副交感神経の働き

私たちの身体を車にたとえて交感神経系と副交感神経系の働きを考えてみましょう。

  • 一定のスピード(交感神経と副交感神経のバランスが取れている状態)

正常な状態は、車が一定のスピードで動いているとします。車のスピードをコントロールするアクセルは交感神経、ブレーキは副交感神経にたとえられます。

両方のペダルを踏んだり離したりして、車の速度を保ちます。これを私たちは意識せずに行っています。このため「不随意」と呼んでいます。

体内の働きを調整する薬

車のスピードが速過ぎるので、スピードを落としたい時はどのようにしますか?
ブレーキを踏む方法とアクセルを離す方法の2種類が考えられますね。

  • 速過ぎるスピードを落としたい場合(活性化した交感神経を弱めたい場合)

薬にはこの例と同じように、アクセルを踏んだり、ブレーキを離したりして体内の働きを調整する効果を発現するものもあります。

【ハイブリッジ㈱ 電子薬歴システム「Hi-story」より転載】

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